近文研、点P
演劇
近文研・・・2001年より年1~3本のペースで公演を行う。近代文学のテキストを使用し、最小限の舞台装置、照明を用い、声、身体、音楽で如何に原作の力に迫ることができるか、如何に劇的空間を構築できるかを目指す。そのためのテキストの解体、再構築、設定の変更などを演出方法として使う。
舞台はまがい物である。が、それゆえに時には現実よりも真実に近づけるのではないかという漠然とした思いを抱えて、毎回作品に取り組んでいます。
点P・・・牧野隆二(SPAC)と藤本ヨシタカ(近文研)のユニット。
言わずもがなPは動く点である。観察者にとって時に予想外の動きに見える場合もあるが、P自身は出鱈目に動いているわけではなく、彼なりの法則に則って必然の軌跡をなぞっているのである。点Pにとって最も忌むべきものは安易な予定調和である。Pはprogress(前進)でありprinciple(原理)である。またpoemとperformanceのpでもある。
時代、国にこだわらず文学作品から魅力あるものを選び、作者、作品に最大限の敬意をはらいつつも、抽出した本質を表現するためにテキストを大幅に変更することも厭わない。作品の表面をなぞるだけの矮小化でなく、作品の本質の一部分のみでも掴み取って舞台上で光を当てるべく模索を続ける。
近文研、点P
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☎ 090-9343-8664 (藤本)
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